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強直性脊椎炎と付き合っていくには

スコアを算出することで、病気がどれだけ進行しているのか知ることができ、
病気の進行度はどの医療費助成を受けられるかにも関わってきます。
治療を受けたり服薬したりしている場合は、その効果の確認に活用いただくこともできます。
詳しい測定結果、判定については、主治医にご相談下さい。

ASDASAnkylosing Spondylitis Disease Activity Score

ASDASは強直性脊椎炎の炎症・痛みの程度(疾患活動性)を測ることができる指標です。

症状の度合いに応じて、0〜10の段階を選択してください。

Q1.首、背中、腰の全体的な痛みはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q2.この1週間を平均して、病気の症状の強さはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q3.関節(首、背中、腰以外)の痛みや腫れはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q4.朝のこわばりは何分くらい続きましたか?
0時間
1時間
2時間以上

数値を入力してください。
※いずれかの値入力でも算出できます。

Q5.最近のCRPの評価は?
mg/l

※CRPは、炎症や感染症を調べる指標で血液中に微量に含まれるタンパク質です。

Q6.最近のESRの評価は?
mm/hr

※ESR(血沈)は、炎症や感染症を調べる指標で血液中に微量に含まれる成分です。

ASDAS-CRP 算出結果
ASDAS-ESR 算出結果
非活動性疾患

あなたのスコアは「非活動性疾患」です。

「非活動性疾患」の人は寛解の状態です。寛解とは、病気そのものは完全に治ってはいなくても、病気による症状が軽くなったり、なくなったりしている状態のことです。

ASDASスコアの結果のみで、病気の状態や治療の効果が判断されるわけではありません。詳しい測定結果、判定については、主治医にご相談ください。なお、各医療機関において指標が異なる場合がございます。

低疾患活動性

あなたのスコアは「低疾患活動性」です。

ASDASスコアを記録しておくことで、治療が本当に有効かどうかを判断することができます。

今回のスコア − 前回のスコア = 改善スコア(Δ)

Δ ≧ 1.1

臨床的に重要な改善

Δ ≧ 2.0

大幅な改善

今回のスコアから前回のスコアを引いた数値が1.1以上であった場合、治療の効果があり、症状が改善されていることがわかります。改善スコアが2.0以上であった場合は、さらに大幅に症状が改善されています。

ASDASスコアの結果のみで、病気の状態や治療の効果が判断されるわけではありません。詳しい測定結果、判定については、主治医にご相談ください。なお、各医療機関において指標が異なる場合がございます。

高疾患活動性

あなたのスコアは「高疾患活動性」です。

ASDASスコアを記録しておくことで、治療が本当に有効かどうかを判断することができます。

今回のスコア − 前回のスコア = 改善スコア(Δ)

Δ ≧ 1.1

臨床的に重要な改善

Δ ≧ 2.0

大幅な改善

今回のスコアから前回のスコアを引いた数値が1.1以上であった場合、治療の効果があり、症状が改善されていることがわかります。改善スコアが2.0以上であった場合は、さらに大幅に症状が改善されています。

ASDASスコアの結果のみで、病気の状態や治療の効果が判断されるわけではありません。詳しい測定結果、判定については、主治医にご相談ください。なお、各医療機関において指標が異なる場合がございます。

超高疾患活動性

あなたのスコアは「超高疾患活動性」です。

ASDASスコアを記録しておくことで、治療が本当に有効かどうかを判断することができます。

今回のスコア − 前回のスコア = 改善スコア(Δ)

Δ ≧ 1.1

臨床的に重要な改善

Δ ≧ 2.0

大幅な改善

今回のスコアから前回のスコアを引いた数値が1.1以上であった場合、治療の効果があり、症状が改善されていることがわかります。改善スコアが2.0以上であった場合は、さらに大幅に症状が改善されています。

ASDASスコアの結果のみで、病気の状態や治療の効果が判断されるわけではありません。詳しい測定結果、判定については、主治医にご相談ください。なお、各医療機関において指標が異なる場合がございます。

van der Heijde D, et al. Ann Rheum Dis; 68:1811–1818.(2009)より引用
Machado P, et al. Ann Rheum Dis 2011; 70: 47-53より引用

BASDAIBath Ankylosing Spondylitis Disease Activity Index

下記の質問は、受診前一週間の患者さんの主観的評価をVAS(visual analougue scale)上に記入し、
強直性脊椎炎(AS)の症状/重症度を評価するものです。
症状の度合いに応じて、0〜10の段階を選択してください。

Q1.疲労はどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q2.首、背中の全体的な痛みはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q3.関節(首、背中、腰以外)の痛みや腫れはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q4.触れたり押さえたりすると痛む部位の不快さはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q5.朝のこわばりの強さはどの程度でしたか?
全く無い
非常に強い
Q6.朝のこわばりは何分くらい続きましたか?
0時間
1時間
2時間以上
BASDAI 算出結果

BASDAIは[Q1+Q2+Q3+Q4+0.5×(Q5+Q6)]×0.2の計算式で算出されます。

Garrett, et al. J. Rheumatol; 21: 2286-2291 (1994) より引用

BASFIBath Ankylosing Spondylitis Functional Index

下記は、過去一週間の日常生活動作に関する患者さんへの質問項目です。
症状の度合いに応じて、0〜10の段階を選択してください。

Q1.靴下やタイツを補助具なしで履く
容易にできた
できなかった
Q2.腰を曲げて床のペンを補助なしで拾う
容易にできた
できなかった
Q3.高い棚に手助けや補助なしで手が届く
容易にできた
できなかった
Q4.肘掛のない椅子から手をついたり、補助なしで立ち上がる
容易にできた
できなかった
Q5.仰臥位から補助なしで立ち上がる
容易にできた
できなかった
Q6.10分間支えなしで立っている
容易にできた
できなかった
Q7.手すりを持たずに12〜15段の階段を上がる
容易にできた
できなかった
Q8.身体を回さずに首だけ回して肩越しに後方を見る
容易にできた
できなかった
Q9.体操、庭仕事、スポーツをする
容易にできた
できなかった
Q10.一日がかりでの仕事または家事をこなす
容易にできた
できなかった
BASFI 算出結果

BASFIは上記10項目をNRS(numerical rating scale)で評価した点数の平均点です。

Garrett, et al. J. Rheumatol; 21: 2286-2291 (1994)より引用

BASMIBath Ankylosing Spondylitis Metrology Index

症状の度合いに応じて、各項目を選択してください。

Q1.壁から耳珠までの距離
Q2.腰椎可動域制限(modiried Schoder)
Q3.頸部回旋
Q4.側屈方向の脊椎可動域制限
Q5.内顆間距離
BASMI 算出結果

上記の5項目の計測指標を実測値により点数化し、その合計点数で算出されます。

Jenkinson TR, et al. J. Rheumatol; 21:1694-1698(1994)より引用