長引く腰痛の疑問にこたえるサイト
強直性脊椎炎は一般的な腰痛とは異なり、放置していても症状は改善しません。
まずは原因や症状・治療を知ることが大切です。
難病情報センター 強直性脊椎炎(指定難病271)
(http://www.nanbyou.or.jp/entry/4848)
2022年10月25日確認
強直性脊椎炎にみられる腰痛は、
夜間や朝方など、安静にしていると痛みが強くなり、運動することでよくなるという特徴的な症状が3カ月以上続きます。
痛みは一時的に消えたり、良くなったりすることもありますが、 徐々に症状が出ている時間が長くなります。
脊椎の関節に炎症が起こっている状態です。
仙腸(仙骨と骨盤の間)の関節に炎症が起こっている状態です。
靭帯や腱が骨に接しているところ(付着部)や、腱鞘(腱を包んでいる鞘のようなもの)に炎症が起こっている状態です。
強直性脊椎炎では、約3割の人に前部ぶどう膜炎(虹彩炎)が起こります。
どんな症状?
眼の痛み、充血、飛蚊症などが多い。 発症は急性で、片側性、再発性であることが多い。 進行もしくは重症化すると視力低下や視野狭窄を起こす。
症状が出たあとはどうなるの?
早期に眼科的治療(点眼、内服、重症では眼球注射)を受ければ予後はよいのですが、
悪化するとまれに失明することがあります。
上記のような眼の症状がでたら、速やかに眼科を受診することが大切です。
また、仙腸関節炎その他の骨関節の症状が現れる前に虹彩炎が発症するケースもあります。
虹彩炎を繰り返す人では、強直性脊椎炎をはじめ、脊椎・関節の病変にも注意しましょう。