強直性脊椎炎によくみられる症状
強直性脊椎炎の症状としてよくみられる症状には以下のようなものがあります。
気になる症状があれば、主治医の先生に相談してみてください。
臀部や背部の痛みやこわばり
- 臀部・背中に痛みやこわばりがある
- 休息したり睡眠をとった後に症状が悪化する
- 動いている方がラクになる
仙腸関節・脊椎の関節に炎症が起こっている状態です。
初めて発症する年齢は、ほとんどの方が40歳以下であり、そのうち10歳代が最も多くなっています。
腰や尻の痛みやこわばり
- 腰やお尻に痛みやこわばりがある
- 休息したり睡眠をとった後に症状が悪化する
- 動いている方がラクになる
- 朝、起床時に、腰・背部のこわばりや痛みで、起床に時間がかかる。また、1歩踏み出して歩き始めるまで時間がかかる。
仙腸(仙骨と骨盤の間)の関節に炎症が起こっている状態です。
脊椎よりも先に仙腸関節に炎症が起こります。
眼の炎症(眼の痛みや充血など)
末梢関節炎
- 膝、股、足、肩など大関節に片側性に起こる
- 手指、足趾の小関節は少ない
2023 Spondylitis Association of America
(https://spondylitis.org/about-spondylitis/possible-complications/
手首・足首やかかと・足裏の痛み
- アキレス腱に痛みがある
- 足裏(足底筋膜)に痛みや腫れがある
靭帯や腱が骨に接しているところ(付着部)や、
腱鞘(腱を包んでいる鞘のようなもの)に炎症が起こっている状態です。
その他
- 消化器の疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎など)が合併する
- 循環器の疾患(弁閉鎖不全症、伝導障害など)が合併する
- 呼吸器の疾患(肺線維症など)が合併する
- 尿管結石が合併する
(https://www.nanbyou.or.jp/entry/4847)
2023年10月16日確認